フォント、テンプレート、イラストやテーマなどのデジタルデザインコンテンツのマーケットプレイスCreative Marketが面白そうだ。
10月18日にパブリックベータ版が公開されたこのサービスには、既に公開前にサインアップしているユーザーが約10万人いるそうだ。
他のマーケットプレイスとの大きな違いは、その魅力的な報酬体系にある。
既存のメディアマーケットでは、クリエイターに支払われるのは販売代金の30%程度で、独占契約や価格設定など、多くの制限がある。
しかし、Creative Marketにはそういった制限は全く存在しないだけでなく、販売代金の70%を支払うという。
また、販売トラッキングシステムやストアごとに設定できるフォントを用意するなど、各クリエイターの販売を促進しビジネスにできるようなサポートまで完備している。
まさに、クリエイターのための新しいマーケットプレイスである。
Creative MarketのCEOは、色のコミュニティサービスCOLOURlovers.comを作ったDarius A. Monsef IVで、過去10年に渡って数百万人のクリエイティブコミュニティの運営経験を持っている。また、彼はY Combinatorの卒業生で現在も500 Startupsなどのメンターとして、インターネットスタートアップコミュニティでもアクティブに活動している。
シリコンバレーのトップVCや投資家から230万ドルを調達して、既存の巨大市場に挑む。